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理事長ご挨拶

理念 「 関わった人みんなを幸せに 」

平素は、医療法人甲聖会の運営に格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

私たちは「関わった人みんなを幸せに」という理念のもと、地域の方々が住み慣れた場所でいつまでも暮らし続けていただけるよう、亜急性期・回復期・慢性期・在宅医療をシームレスに展開し、多数の職員が心一つに事業に取り組んでおります。

当院は、父・甲斐沼正が1978年に診療所として開院して以来40年、ここ吹田市江坂の地で地域の皆さまとともに歩み、現在に至ります。

その間地域社会のみなさまとの交流と、敬意をもって患者さまおー人おひとりに寄り添う医療に努め、母甲斐沼カオル理事長のもと2018年に地域包括ケア病棟を立ち上げ、同時期に在宅療養支援病院となりました。

ここ数年は、全世界が国家規模で緊急対応に追われたCovid-19新型コロナウイルスとの攻防でした。地域の方々の健康を守るべく、ワクチン接種を中心に当法人も尽力してまいりました。病院の役目として、新型コロナウイルス感染に対して最前線で医療に尽くすのは当然のことですが、患者さんだけではなく、職員たちの健康を守り、同時に経営を維持していかなくてはなりません。平時の医療体制を維持しながら、有事には国や大阪府が求める医療提供体制への参画を求められています。大変困難な道ではありますが、皆で力を合わせて乗り越えて行きたいと考えています。
ウクライナでの戦禍により、政情不安によるエネルギー価格の上昇、円安の影響など、世界を巻き込んで複雑な問題が湧き上がっています。様々な分野における経済悪化の影響を受け、病院を取り巻く経営環境も非常に厳しい状況となっています。

一方、日本に目を向けると、先日発表された総務省データでは、少子高齢化はますます進み、予測によると2022年の出生数は80万人以下となり、少子化に歯止めがかからない状況です。2040年には現在の人口の90%、2060年にはさらに70%まで減少するのは必然であると予想されています。医療需要は現在でも年を追って減少し、20年後には介護需要も減ることが示唆されています。それを見越して進められた地域医療構想のキーワードは、「機能分化と連携」です。各病院は、地域において自院の役割を見定め、他医療機関と連携しながら地域包括ケアシステムを実現していく、という形が求められています。

当法人は、豊能二次医療圏において需要が増えると算出されている亜急性期・回復期(地域包括ケア病棟)機能を強化し、地域に密着した法人経営を実践しています。

医療を通して地域の方を幸せにすることで、当法人の職員にとっても大きなやりがいとなります。やりがいを得ることで更に仕事に対して注力できる、と考えます。「関わった人みんなを幸せに」という理念には、当法人と地域の方々の相乗的な幸福を目指したいという私の思いを込めています。
これからも医療法人甲聖会は、法人理念に則り、良質な医療・看護・介護を提供することで地域社会に貢献できるよう、その使命を全うします。
今後ともご支援賜りますようよろしくお願い申し上げます。

理事長
甲斐沼 成

院長ご挨拶

2022年4月1日付けで院長に就任し2年が経ちました。
この間、当院の理念である「関わった人みんなを幸せに」のもとで、地域の皆様の健康と福祉に貢献すべく病院スタッフ一丸となって尽力してまいりました。

当院は療養病床86床、包括病床30床からなる慢性期医療を担当する病院です。また、内科・整形外科・皮膚科などの外来、健康診断のほか、医師・看護師を派遣する訪問診療も行っています。2023年に在宅療養支援病院としての機能強化を目的に法人内に訪問看護ステーション・ケアプランセンターが設立されました。そして、これら全ての医療レベルの向上を目指して、2024年3月には病院機能評価を受審する予定です。

今後も「関わった人みんなを幸せに」の理念のもと、全職員が精進を重ね、地域の皆様が安心して暮らしていただけるよう頑張っていきたいと思います。どうかよろしくお願い申し上げます。

院長
三好 新一郎

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