2024/11/27 患者さんへ
明日からやりたくなる♡認知症ケア!!
本日は、「明日からやりたくなる認知症ケア」と題し箕面市立病院の認知症看護認定看護師の岡山先生に講義をしていただきました。
当院は急性期病院から回復・療養目的で受け入れることが多い慢性期病院であるため関心度も高く院長や副院長などDrを含む50名近い職員がこの講義に参加いたしました。
当院の入院患者様は高齢の方が多く、診断書にも「認知症」と記載されていることが多々あります。
認知症の定義は『注意力、判断力、実行力、記憶力、会話能力、知覚、運動能力などの認知機能が以前と比べて低下し日常生活に支障をきたしている」こと。「せん妄」「うつ病」「精神疾患」ではない疾患であるとのこと
認知症の患者様と会話する上でのコツとしては
相手の感情に巻き込まれない
うまく「逃げる」ことも会話術の一つ
「想像力」を存分に生かす
難しい言葉はやさしい言葉に置き換える
反応が薄いときは情動に訴える
よき「聞き役」に徹する
など会話をうまく使いこなし、一人ひとりの患者様に声がけをすることで、BPSD(認知症の行動・心理症状)の予防・緩和ができるとのこと。
逆に耳が聞こえにくいからと言って「大きな声で声がけをする」ことや理解していただくため「わかる?」などの声掛けは逆効果になるとのこと
認知症といっても様々な病気・症状があり、認知症を患っている方へのコミュニケーションがとても大切であると感じました。
今後当院でも、今回の研修を病院業務に活かしていきたいと考えております。