ドクタープロフィール

理事長

理事長 甲斐沼 成 (かいぬま しげと)

略歴

平成17年京都大学医学部卒業

平成21年馬場記念病院 初期研修医修了

平成22年~26年老人保健施設だいせん

平成27年~大阪市立大学医学部附属病院 

       総合診療センター 臨床研究医

平成28年~平成30年長吉総合病院 内科 医員

平成304月より 医療法人甲聖会 理事長 就任

 

関わった人みんなを幸せに

平素は、医療法人甲聖会の運営に格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

私たちは「関わった人みんなを幸せに」という理念のもと、地域の方々が住み慣れた場所でいつまでも暮らし続けていただけるよう、亜急性期・回復期・慢性期・在宅医療をシームレスに展開し、多数の職員が心一つに事業に取り組んでおります。

当院は、父・甲斐沼正が1978年に診療所として開院して以来40年、ここ吹田市江坂の地で地域の皆さまとともに歩み、現在に至ります。

その間地域社会のみなさまとの交流と、敬意をもって患者さまおー人おひとりに寄り添う医療に努め、母甲斐沼カオル理事長のもと2018年に地域包括ケア病棟を立ち上げ、同時期に在宅療養支援病院となりました。

ここ数年は、全世界が国家規模で緊急対応に追われたCovid-19新型コロナウイルスのと攻防でした。地域の方々の健康を守るべく、ワクチン接種を中心に当法人も尽力してまいりました。病院の役目として、新型コロナウイルス感染に対して最前線で医療に尽くすのは当然のことですが、患者さんだけではなく、職員たちの健康を守り、同時に経営を維持していかなくてはなりません。平時の医療体制を維持しながら、有事には国や大阪府が求める医療提供体制への参画を求められています。大変困難な道ではありますが、皆で力を合わせて乗り越えて行きたいと考えています。

ウクライナでの戦禍により、政情不安によるエネルギー価格の上昇、円安の影響など、世界を巻き込んで複雑な問題が湧き上がっています。様々な分野における経済悪化の影響を受け、病院を取り巻く経営環境も非常に厳しい状況となっています。

一方、日本に目を向けると、先日発表された総務省データでは、少子高齢化はますます進み、予測によると2022年の出生数は80万人以下となり、少子化に歯止めがかからない状況です。2040年には現在の人口の90%、2060年にはさらに70%まで減少するのは必然であると予想されています。医療需要は現在でも年を追って減少し、20年後には介護需要も減ることが示唆されています。それを見越して進められた地域医療構想のキーワードは、「機能分化と連携」です。各病院は、地域において自院の役割を見定め、他医療機関と連携しながら地域包括ケアシステムを実現していく、という形が求められています。

当法人は、豊能二次医療圏において需要が増えると算出されている亜急性期・回復期(地域包括ケア病棟)機能を強化し、地域に密着した法人経営を実践しています。

医療を通して地域の方を幸せにすることで、当法人の職員にとっても大きなやりがいとなります。やりがいを得ることで更に仕事に対して注力できる、と考えます。「関わった人みんなを幸せに」という理念には、当法人と地域の方々の相乗的な幸福を目指したいという私の思いを込めています。

これからも医療法人甲聖会は、法人理念に則り、良質な医療・看護・介護を提供することで地域社会に貢献できるよう、その使命を全うします。

今後ともご支援賜りますようよろしくお願い申し上げます。

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院長

三好院長写真

院長 三好 新一郎 (みよし しんいちろう)

資格など

日本外科学会指導医・日本胸部外科学会指導医

日本呼吸器外科学会指導医・日本呼吸器学会(外科系)指導医

岡山大学名誉教授

卒業大学   大阪大学(昭和52年卒業)

略歴

昭和527月  大阪大学医学部附属病院第一外科で研修    

 昭和617月  大阪大学医学部第一外科 助手

昭和627   カナダ トロント大学胸部外科 肺移植の研究

昭和637月〜平成元年6月 

米国 ワシントン大学胸部外科 肺移植の研究 

 平成3年9月   大阪大学医学部 講師               

 平成3年10月  和歌山県立医科大学 助教授(第一外科) 

 平成9年4月   大阪大学医学部 助教授(第一外科)    

 平成114月  大阪大学大学院医学系研究科         

                  助教授(機能制御外科)

 平成134月〜 獨協医科大学 教授(胸部外科)  

 平成164月〜平成19年3月  同附属病院副院長兼務

 平成20年2月〜平成21年3月  同附属看護専門学校校長兼務

 平成214月  岡山大学大学院  腫瘍・胸部外科 教授

  平成234月    同     呼吸器・乳腺内分泌外科 教授

 平成294月  岡山労災病院 院長

 令和34月    赤穂はくほう会病院 院長

 令和4年4月〜  甲聖会紀念病院 院長

 

令和441日入職しました。専門は呼吸器外科で外科人生の大半を大学で過ごし、肺癌の拡大手術や肺移植など急性期の中でも超急性期と言える診療を担当して来ました。大学病院を定年退職した後は、地域の中核病院および医療療養型病院の院長を務め、地域医療や慢性期医療の重要性を学びました。甲聖会紀念病院では、これらの経験をもとに当院の理念である「関わった人みんなを幸せに」を目指して尽力したいと思います。よろしくお願いいたします。

副院長

新谷裕副院長

副院長 新谷 裕 (しんや ひろし)

経歴

関西医科大学卒業

関西医科大学高度救命救急センター入局

市立岸和田市民病院救急診療科

市立豊中病院救急診療科

北野病院救急部

 

資格

日本救急医学会 専門医、指導医

日本中毒学会 評議員、認定クリニカルトキシコロジスト

日本外科学会 認定登録医

医学博士

私は大学卒業後から一貫して救急医療に携わってきました。救急車で運ばれる患者様、急な病気や怪我で受診される患者様の診療を専門としてきました。

そこで急性期の治療を終えた患者様たちが自宅や施設に戻られるために、ワンステップをおく後送病院として機能する病院が、この甲聖会紀念病院です。

救急医療と同様に回復期慢性期の療養型医療も多職種でのチームワークが必要となっています。当院でも多職種連携が行われています。

この甲聖会紀念病院の一員として、これまでの経験を活かして、急性期を乗り越えられた患者様方の手助けができるように尽力したいと思っています。

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内科部長

吉田祥吾先生

内科部長 吉田 祥吾 (よしだ しょうご)

1992年3月 久留米大学医学部卒業

1992年4月 久留米大学附属病院 第一外科入局

2002年7月 ジョンズホプキンス大学グッドサマリタン病院内科研修

2003年1月 ハワイ大学クイーンズメディカルセンター内科研修

2004年1月 寿泉堂綜合病院 内科救急部

2010年5月 吉川病院内科

2012年6月 甲聖会紀念病院 入職

甲聖会紀念病院には長年にわたりお世話になっております。

高齢者医療においてはできるだけ侵襲の少ない検査・治療を

心がけており、同時に経口摂取を主体とした栄養治療によって、

栄養状態の改善を試みております。

高齢者の患者様が少しでも心穏やかに療養していただけるように

努力してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。